ニューヨーク市マンハッタンのチェルシアエリアには、ニューヨーカーにより長年愛されてたアーティストコミュニティWESTBETHがあります。市がアーティストに対する援助を行い、何百人ものアーティストが住み込みで作品を作り文化の中心地として栄えてきました。しかし建物は老朽化も進み、入居希望者が25年待ちという状況の下隣地の開発が期待されます。教授がたまたまそのコミュニティの理事であることから、私たちのクラスが住居・オフィス・ギャラリー・オーティトリウムを含む複合施設を提案するデザインプロジェクトとなりました。
WESTBETHは10階建て長方形の建屋に西側にはかつて使われていた鉄道路線が建物内に取り込まれた積荷エリアとなっています。 私のデザインでは、かつて工場として使われていた頃のこの生命線である鉄道路線を動線として取り込み、その延長戦そしてかつての生命線の終着点として建物デザインに表現しました。アーティストの魂であるインスピレーションも、その中核アトリウムに球体のオーディトリウムとして設置。アーティストコミュニティーの象徴・ハブとしました。